登山靴 de 京都旅『番外編』 2011年12月4日
夜は着物に着替え夕食へ。直線裁断&平面に縫製され、畳むとコンパクトになる着物は、アウトドアウェアと並ぶ、私の「旅服」。以前は着物で旅してきた京都に、登山靴で通うようになっても、+1個のバッグで必ず着物は持参する。 明日からの山歩きの一足先に、秋の植物と色で彩られた着物で季節を取り込み、心で”旬”を味わう準備を。着物で、自然を愛しく想う気持ちを表現しよう。
西洋の衣装と違い、体の凹凸という個性を隠す着物。その分、内面が現れる衣装だと言われている。だから着物を着ると、みな、心が凛とするのだと思う。アウトドアも同じではないかと、いつも思う。自然と向かい合うとき、心は裸になり、自分の中身が露呈する。
着物とアウトドア。その精神性にいくつもの共通点を感じてしまう。……どちらも、自然の先にある目に見えない”神様”と対峙するための、私にとって、かけがいのない「礼装」。
Thanks to ランドネ12月号 & photographer 加戸昭太郎
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