四角友里|Yuri YOSUMI
profile

アウトドアスタイル・クリエイター着物着付け師

ニュージーランド湖畔の森と東京に暮らし、ふたつの国の山歩きをライフワークとする。執筆、講演、アウトドアウェア・ギア開発での表現活動を通して「大好きな自然と自分らしいスタイルで繋がりたい」というメッセージを発信。著書に『デイリーアウトドア』、『一歩ずつの山歩き入門』。

img_japan
20130307_1

ニュージーランドに移住をして初めての国勢調査。記入をしていて、おもしろいなーと思ったのは以下の4つ。

▷Dwelling Form (住居に関する調査)
一戸建てやアパートなど家の形式に関する質問の選択肢に「a moveable dwelling, for example CARAVAN, BOAT, TENT etc」があったこと(笑)。移動式の住居(トレーラーハウス、ボート、テント)で暮らす人がいることが前提となっていたっ(๑°⌓°๑)!!。しかも選択肢に入っているくらいだから、けっこうな数いるんだろうな。さっすがアウトドア大国・ニュージーランド、これにはビックリ。

▷Individual Form (個人に関する調査)
・普段使っている言語の項目に、「英語」「マオリ語」「ニュージーランド手話」「その他(私はJapaneseと記載)」とあり、「手話」が選択肢に入っていたこと。※ニュージーランドでは2006年から手話が公用語とされていて、学校の正式な授業科目としても認められています(←これは世界初)。

・人種・民族の回答の選択肢が多いこと。また、マオリ族の血を引いているか、それはどの部族か……を尋ねる項目があったこと。

・同居人の項目に、夫・妻・親族などの選択肢のほか、事実婚のパートナー/同性婚のパートナー(NZは同性同士の結婚が法的にOK)/同性の事実婚のパートナー/フラットメイトなどがあったこと。

調査員のひとに「回収の手間が省けるからネットでお願い♬」とウィンクされたので、渡されたアクセスコードでログインし、オンラインで記入。便利だった〜! 慣れない英語で時間がかかりつつも、国勢調査が無事に終了。ニュージーランドの多様性と寛容さ……を感じられた気がして、疲れたけど、なんだかほっこり。