四角友里|Yuri YOSUMI
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アウトドアスタイル・クリエイター着物着付け師

ニュージーランド湖畔の森と東京に暮らし、ふたつの国の山歩きをライフワークとする。執筆、講演、アウトドアウェア・ギア開発での表現活動を通して「大好きな自然と自分らしいスタイルで繋がりたい」というメッセージを発信。著書に『デイリーアウトドア』、『一歩ずつの山歩き入門』。

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月曜日に大阪モンベル本社にて行わせていただきました、GORE-TEX presents『一歩ずつの山歩き入門』出版記念イベントへ、平日のお仕事終わりに駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。お一人おひとりの方ともっとお話したかったですが、会場の都合もあり、それでもサインをお待たせしてしまい申し訳ありませんでした……。

燕岳に行かれたばかりの方、今年行く予定という方、あの写真をみて夢を見つけた……とおっしゃってくださった方。……いつの日か、みなさんとあの景色を共有できますように。私も、あの景色に至るまでには数年の歳月がかかり、特に、常念岳の頂上からの景色は二度目の挑戦でした。数年前の私にとっては大冒険のルート。人それぞれ体力も違えば、ペースも違います。それを伝えたく、あのルートを本のゴールに選びました。ですので、すぐには叶わなくても、ゆっくりと着実に、夢を叶えていってくださいね。あの山々は必ず、みなさんを待っていてくれていると信じています。

夜開催のイベントでしたので、大阪は浴衣で。日焼けがひどくすみません(笑)。……本にも書いてありますが、心の余裕がないと、ほんとうにダメですね〜(←自爆)。昨年から執筆でまったく山を歩けていなかったので体力が落ちていて、久々の寝袋&マット持参の登山はしんどかったぁ(●・̆⍛・̆●)。(ちなみに執筆で白髪もいっぱい増えた……。。。。)またもや、「へっぴりエラー」をしてしまいましたが、私自身も日々精進しながら、山を安全に楽しく、歩いてゆきたいと思います。

モンベル大阪本社では、広報部の渡辺さんが、私の紹介をしてくださりました。その最中、私は2009年の涸沢フェスでの出来事を思い出していました。「山スカートがファッションとして扱われることに違和感がある。スカートにはメリット・デメリットがあり、体型によっても合う合わないがある。だからこそ、いろんなスカートのなかから自分に合う1枚を選んでほしいし、そのための知識が必要。私の収集した山スカート40着の試着会を涸沢でしたい」といったときに、メーカーの枠をこえ、試着室としてモンベルブースのテントを貸してくださったのは、渡辺さんでした。2007年の展示会で初めてお会いしてから、いつも変わらず、私を見守ってくださっている方のひとりです。そんな恩師にご紹介いただき、今回はとても幸せでした。

今年は大阪へ何度も通わせていただき、ありがとうございます。みなさまのこれからの山歩きが、輝いたものでありますように!!ご報告お待ちしております。