写真整理をしていたら著書のエッセイ『デイリーアウトドア』の表紙に使われた写真を撮ったのが、ちょうど1年前の今日だったことに気がついた。
朝露で濡れた芝生に裸足でたったときの、くすぐったさ。足の裏からつたわる陽のぬくもり。小さな花が、肌に影絵を作ってくれたことへの感動。花の色が、AIGLEの大好きなスカートと呼応しているようで高鳴った胸。お気に入りのサンダルを脱ぎ捨てて裸足で味わった大地は、ものすごく贅沢で、ドキドキと安らかさが入り混じった不思議な気持ちをもたらしてくれた。
思わず自分で自分の足にカメラを構え、何枚も何枚もシャッターを切った。「大切なのはDOではなくFEEL」「心をひらけば、いつも自然はそばにいてくれる」「自然と繋がって毎日を生きていきたい」……伝えたいことのすべてが、このフレームのなかに、つまっているように思ったから。
表紙では美しく修正されているけれど、実際の写真は、キャンプで虫に刺された肌 & 山で剥がれてしまって変な形の親指の爪が写ってる(笑)……これも私の勲章^^。