9月27日、憧れていた双六岳への山歩きから下山した新穂高のバス乗り場で、
御嶽山噴火のニュースを知りました。
翌日からそのまま『山歩みち』のロケで八ヶ岳へ。
秋晴れの八ヶ岳の展望からは、白く姿を変えた御嶽山と噴煙が視界に入りました。
あの時、山頂は喜びに溢れ、紅葉は美しくて空も碧くて、がんばって歩いてお腹もすいて。
……最高に幸せな瞬間に噴火が起こってしまったことが苦しくてなりません。
あの場はどんなに恐ろしく怖かったことだろうと想像をし、胸が痛くなります。
自分があの日、あそこにいたとしても、なんら不思議はありません。
被害がこれ以上に大きくなりませんように。
早くご家族のもとへ還れますように。
自然の畏ろしさと、そして悲しいほどに美しい秋の空を、
心に受け止めながら歩いた八ヶ岳でした。