『FRaU』 12月号・「女が面白がれる仕事」という特集の、
「女の発想、着眼点が仕事を作る」という内容で、
インタビューを1ページ、掲載していただきました。
私がスカートを履き始めたのが、2004年。
そのときは、ズボンが常識でした。
まずはキャンプでスカートスタイルを始め、
アウトドア用スカートの経験値を重ねました。
企画書を作って、出版社へ持ち込み、
そこで小さな記事になったものをコピーして別な編集部や、
アウトドアショップの店員さんに渡して歩いたり、、、
メーカーさんに企画を持ち込んだり、、、
最初は、「アウトドアにおいてスカートなんて…」と何度も言われ続けました。
アウトドアのプロでもない、ましてやアウトドアメーカーの人間でもない、
そんな素人の自分が、アウトドアの業界に向かって発信したい!と思ったのは、
「この景色を見てほしい」そう思ったからです。
スポーツマンでもない、運動神経もない、アウトドアにまったく縁もなかった私が、
自然に触れあうことで得た言葉につくせない感動を、
ひとりでも多くの女性に、味わってほしかったから。
スカートを普及したかったのは、
伝えたい「物」ではなく、伝えたい「想い」があったから。
だからこそ、初心者の女性や、自分のように体力がない女性から、
「わずらわしさ」「おっくうさ」を取りのぞいてくれるスカートが、
「選択肢が10あったとして、今まではが全部ズボン。
でも、10の選択肢のうち、1つ、スカートになってもよいのではないか」…と思いました。
自然は命にかかわる。
スカートだと、行ける場所行けない場所があり、天候や季節も選ぶけれど、
アクティビティーによって、使い分けてもいいのではないか…と思ったんです。
大好きな自然に会いにいくのだから、
大切な人に会いにいくように…
ここぞというときの勝負服のように…
こだわりのウェアを着ることで生まれる笑顔のパワー。
ファッションということだけでは言い尽くせないものがあると思います。
自然と対峙するために、
「物」に込められた精神性も必要なのだと思います。
もしよかったら、FRaU12月号、お目にふれると嬉しいです。