みんなのスカート学!!ホームページリニューアル!!

じゃじゃんっ!
わたしのホームページを大大リニューアルしました!!
・私物スカート全公開(現在35着!・・・昨日さらに2着増えましたが・笑)
・各スカート分類ごとのスペック紹介
・スカート選びの注意点・工夫点
・アウトドアでスカートを使う上での注意点
などなど、、、わたしの6年間弱にわたるのスカート研究の成果を
「みんなのスカート学」(笑)と勝手に位置づけて、遂にホームページで公開!!!
、、、してみました。
  →公式ホームページ “Respect Nature+Slow Adventure”   
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今日の日記は、お伝えしたいことがたくさんあり、、、
ちょっと長くなりますが、ぜひ、最後までお読みいただけるとうれしいです。
実はこれまで、
登山雑誌やアウトドア雑誌などで、
スカートのメリット・デメリットを含め、
スカートの”基礎知識”をまとめてきちんと表現したい!と、何度もトライしたのですが、
なかなか誌面では、実現してもらうのが難しいという現実がありました。
今回、自身のホームページで「みんなのスカート学」として公開しよう!
と決心した理由は、わたしのブログやホームページに、みなさんから
問い合わせや「もっと知りたい!」というメールをたくさんいただくようになったからです。
もっと早く、情報をお伝えしたかったのですが、
自分でホームページを作成しているため、時間がかかってしまいました。
すみません。。。
(防寒テクニックや、アルバムなど、いくつかの項目はまだ作成途中です)
(全て自分で作っているので、お見苦しい点はご了承ください)
自分の経験がすこしでも、みなさんのヒントになればいいな…
「わたしのスカート学」がいつか「みんなのスカート学」なればいいな…
という想いで、作成しました。
どんどん山スカートが普及していくなか、、、
“アウトドア用スカート”としてはアリでも、”山スカート”としてはどうだろう?
と思うスカートが、雑誌で「山スカート」として紹介されていたり、
山には生地が薄すぎる”ランニング用スカート”が、
商品がないため、やむなく登山店で売られていたこともありました。
そういう状況を目にするたびに、
もっともっと経験に基づいた情報が必要だ…と思いました。
(余談ですが、もっと多くの商品が必要だとも感じています。
 選べるだけの品揃えがまだまだ足りないですよね。。。)
わたしの6年弱の活動範囲(平地〜2900m)、わたしの経験した天候、
わたしの体型の範疇でしかありませんが、、、
【みんなのスカート学】 というページで、
その履き心地の感想なども、正直に、書かせていただきました。
それらを読んで、これからスカートを購入する際の、ご参考にしていただければと思います。
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スカートを取り扱うお店の方にとっても、少しでも有益な情報になれよいな…と思います。
  (それでスカートがあるお店が増えると嬉しい…♪)
たくさんの情報を出すことに躊躇する気持ちもありましたが、
スカートが女性にとっての「勇気」や「きっかけ」になれば
それだけで私は幸せです。
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メディアで取り上げていただく際、
いつも「単なるファッション」や「いま流行の」という捉え方をされがちなことに、
とても違和感を感じるとともに、悲しい気持ちになっていました。
ただただスカートだからって、なんでもよいわけではないし、
天候や状況にもよると思います。
当然、”おしゃれ”ならなんでもいいわけでもない。
私にとってのスカートは、「精神論(ファッション)の象徴」でもありますが、
あくまでスカートは、「便利なギア(道具)」だと捉えています。
自分にとってスカートは、単純に快適だから履いている、、という理由も大きいのです。
スカートにしたことによって、「おっくうさ」を取り除くことができ、
私にとっては、体力面でのハンディを補うアイテムとなりました。
知識と情報、そして商品さえあれば、自分で選択することができる!
「今回はズボン」、「次回はキュロット」、「今度はラップスカート」と、
状況によって使い分けることもできる!
スカートを「ギア論」として改めて展開することが、必要だと思うのです。
これによって、本当の意味での女性の【選択肢】が増えることに繋がります。
正直、わたしは、スカートでもズボンでも、どちらでもよいと思っています。
でも、やっぱり、わたしにとっては、スカートは特別なアイテム。
スカートは、
気持ちをウキウキさせてくれるもの。
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スカートを履くだけで、なんだか足取りが軽くなる。
自分で納得できる格好をするだけで、登山がもっと楽しいものになる。
家に帰って、山で撮ってきた自分の写真を見て、それが次への自信になる。
そうしてまた、次の山へ行きたくなる。
…スカートって、
そんな不思議なパワーを持ったアイテムだと思うんです。
わたしはそのパワーを信じて、
ひとりでも多くの女性に、自然の美しさを味わってもらいたい。
自然が好きで、山が好きで、
そんな大好きな場所にいくからこそ、
自分らしい格好がしたい、、、その想いはとても自然な流れでした。
でも、その気持ちに正直になるには勇気もいったし、
なによりもスカートという商品が圧倒的に少なかった。
そんな、私の思う、スカートの素敵さを、もっともっときちんと普及したい!
スカートでアウトドアを楽しんでもらいたい!
…そのための情報が必要だと考えています。
またスカートを履かない方達にも、
「…こういう機能があったんだ」、「だからスカートを履く人もいるんだ」と、
わたしたちがスカートを選ぶ理由を知っていただくことも大事だと思っています。
わたしもまだまだ進化中ですし、
登山に関しては修行中の身です。
ですので、当ホームページは、そのつど、変わっていく予定です。
また、私だけの情報だけでなく、
これをきっかけに、もっともっと情報が増え、
みなさんで共有できる場になることを、願っています。
(みなさん、引き続きいろいろ教えてください!)
わたしの知識をベースに、
スカートが議論され・工夫され、発展していってくれたら…と思います。
…ぜひ、ホームページ、じっくり見てみてくださいね!!
…まだまだ作成途中の部分もあるので、またの訪問お待ちしております。

「涸沢フェス」(山と渓谷社主催)に参加します

仕事が立て込んでおり、
またニュージーランド旅行などもあり、
更新が滞っており、すみません。
ブログへのコメントへの書き込み、
メールでのお手紙、ご質問
いつも本当に勇気づけられています。
お返事、必ずさせていただきますので、しばしお待ちください。
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告知をさせていただきます。
9月4日(金)〜6日(日) に開催される、
涸沢フェスティバル2009 に参加いたします。
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北アルプス・涸沢の2600mの地で開催される山が主役のイベントです。
   ★詳細はこちらをご覧ください → KARASAWA FES.
5日(土)の 『ヤマケイJOY』 presents
KARASAWA FUNCTION×FASHION SHOW(※10:30〜12:30予定) にて、
各メーカーさんのファッションショーの最後に
30分〜40分、山スカートの講演をさせていただきます。
あの大自然のなか、
山を愛する方々に、山スカートについて知ってもらう機会として、
お話をさせていただきます。
また、山スカートに興味がある女性に、
実際のフィールドで、スカートの機能性を体感していただくために、
わたしの私物 スカートの試着会 も予定しています。
 (berghausさんをはじめ、
  山スカートを発売なさっているメーカーさんにもご協力をお願いしています)
 (山スカートをツールとして、女性登山全体が盛り上がるのが、わたしの目標っ!)
また、その後、
今回の涸沢フェスに協賛なさっている、
img_logo さんのテントサイトにて、
Girls Love “Slow Adventure” with よすみゆり  として
トークイベントを開催します。
(※15時予定〜 ※変更の可能性あり)
アウトドアライフスタイル、ウエア、ギアのお話などをする予定です。
いつもわたしが伝えていきたい…と思っている
「Slow Adventure」 
自分なりのドキドキワクワクを感じよう!
自分だけの自然との対峙がある! 
そんな気持ちに共感していただき、今回の開催となりました。
すこしお話をしたあと、座談会形式になりますので、
是非、お気軽にご参加ください!!
※AIGLEのジッパータグ作りも、個人的にも絶対いきたいっ!!
また、エーグルさんでは、
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モニタートレッキング&着用商品プレゼント募集をされています。
女性またはカップル10名様対象です。
エーグルの製品を試着していただきながら、
エーグルスタッフさんと一緒に「憧れの地・カラサワ」への登山!
しかもしかも、
モニターのご協力頂いた方には、ご試着頂いた商品をプレゼントだそうですっ!!
(注:プレゼントは女性限定女子の特権!?)
エーグルの可愛いウェアを着て登山ができて、
しかも、プレゼントまで…というチャンスっ!すごいっ!
わたしも参加したいわ〜(笑)。
こちらは、交通費や宿泊費はそれぞれ各自で手配&負担になっていますので、
もともと自力で、「涸沢フェスに参加しますっ!」という方で、
でも、、、自分たちだけより、AIGLEのスタッフさんと一緒なら心強いっ!という方に、
是非、オススメの無料ツアーです。  (トレッキングのアドバイス等もうけられます)
   お申し込みはコチラから ※注意事項を熟読くださいね
わたしのトークイベントは、申し込み不要です〜!
是非、いろいろとみなさんとお話ができれば、、、と楽しみにしております。
わたしのスカートへの想いは、
「大好きな自然のなかでこそ、、、」というなかから生まれた感情。
単なる消費されるファッションではなく、
自然への真摯な想いのうえに湧き上がるものです。
スカートの機能性についても、是非ご理解いただけるようお話をしたいと思っています。
…そして1番に、、、、、
あの涸沢へ行けることが、うれしいっ。
(自分の講演がなくても、自分でいく予定だったので(笑))
(涸沢フェスにいくことが、今年の目標だったんです)

PEAKS「槍・穂高」発売中!! 〜涸沢歩き〜

…ちょっと(かなり?)前に発売されておりますが、、、
エイ出版 『PEAKS』 〜槍・穂高特集〜 発売中です。
2号連続・スカートで表紙!
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P.16〜の特集で、涸沢まで歩かせていただきました。
ヨスミ家ログハウスが新島々のバス停に近いこともあり、
上高地の山々を身近に感じてきました。
(主人は、小学生のときから上高地で遊んでいたこともあり思い出がたくさん)
キャンプやトレッキングと、
何度か上高地には遊びにいく機会が多く、
ニュージーランド以外では、山歩きの原点となった場所です。
徳沢までのトレッキングや、
小梨平でのキャンプ、
シーズンごとの上高地の自然を楽しんでいました。
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ザックをテントに置いて”手ぶら”で “歩く”練習をしたり、
(最初はザックを背負って歩くことにも、体力を要しました)
トレッキングポールの使い方を練習したり、
少しずつステップアップのため、トレーニングとしても通った場所。
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徳沢まで歩きながら、次々に見えてくる山。
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その景色の中にある、向こうの山へ行くのは、
自分には無理だと思っていました。
徳沢まででも、「大自然のなかにいれる」だけで大満足!!
あの山との距離感で、自然のなかにいれることが、大好きな場所だったのです。
…でも、いろいろな山を経験し、
今は、「向こうへ行きたい」…という想いが強く溢れてきて、
気持ちが抑えられなくなっていました。
涸沢は、
友人から話を聞き、行ってみたいと恋焦がれて、
今年の目標としていた場所。
『PEAKS』のおかげで、夢が叶うことになりました。
…ちなみに、今回PEAKSで文章を書いてくださったライターの森山伸也さん
初めての出会いは、この上高地。
2007年、女3人で上高地トレッキングをして、
梓川のほとりで、バーナーでお湯を沸かしてお味噌汁を作っていたとき。
  kamikochi5.jpg kamikochi4.jpg(2007年秋)
取材でお声をかけていただいたのが、偶然の出会い。
そんな彼と、この上高地を歩けることも、また感慨深いものがあったのです。
  (→フィールドライフ最新号の北欧記(P.164)、是非読んでください。)
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1日目は雨。しかも暴風雨。
上高地バス停から横尾山荘まで、標高差のない約3時間のトレッキングです。
雨のなか、景色は霧に包まれていたけれど、
目に見えない山の荘厳な存在感を感じながら、歩く。
見えないからこそ感じる山々のすごみ。
上高地のこのあたりのトレイルは、川が流れているからスキ。
川に導かれているように歩ける。
夜、目を閉じても、耳に川の音が残る感じが好きです。
横尾山荘
ベッドには1つ1つカーテンがついているので、個室のようで着替えも楽です。
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お食事もとっても美味しくって、感激!!    【↑ 箸袋に山の絵】
温泉もあり、初心者の女性にはおすすめの山小屋です。
おトイレも綺麗!!
外は暴風雨! 明日は涸沢だ〜!
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2日目は、曇り時々晴れ
昨日は、雨が降っていた分、空の青さがまぶしい!!
目指すは、憧れの地・涸沢!!
横尾山荘から、3時間の道のりです。
昨日の嵐で倒れた倒木をいくつかまたぎ、歩きます。
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あの山の中へ…。
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昔は、そこにいるだけで満足だったのに、
今は、奥に奥に、もっと自然の奥に、、、、と、心が求めています。
歩きたい、、、深いところで繋がりたい、、、
そんな気持ちで上高地を歩きました。
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                       本谷橋で休憩です。
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     【山とサクランボ】
『PEAKS』に、ありのままを書いていただいた通り、
わたしは、運動神経が皆無。
小さいころから、それがコンプレックスでした。
体育の通知表はずっと「2」。
運動会の大玉転がしでは大玉と一緒に転がり、
クラス全員リレーでは、転倒、、わたしのせいで、クラスは最下位に、、、
水泳では、公式記録3m、、、、
大人になった今でも、エスカレーターは足が泳いでしまう…。
苦手なものばかりの私は、「橋」が特に苦手。
(体育の授業で平均台が渡れなかった。)
足がすくんで動けなくなる。
どうしようもなく「怖い」という感情が、頭を制覇してしまう。
これまで、いくつかのトレイルで、
つり橋を渡れず、その先へ進めなくて引き返してきたことがあった。
つり橋を渡れず、同じ道を往復するしかなかったことがあった。
いつも、悔しい思いをしてきた。
だからこそ、何年も時間をかけて、克服してきました。
「その先の景色がみたい」
その想いが、少しずつ、私を成長させてくれました。
つり橋の攻略法を自分なりに研究して試したり、
高所恐怖症のドキュメンタリーを見たり、、、、
「ためしてガッテン」の高所恐怖症克服作戦を、実行したり、、、(笑)。
つり橋をわたって、もっと先へ進みたい。
これからもたくさんの橋を渡って、次の景色がみたい。
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だからこそ、何度も橋を往復して、練習。
感覚を、身に染み付かせます。
運動神経がない私は、
アウトドアや山登りは、「なにかをする行為」「スポーツ」だと思っていました。
でも、違う。
アウトドアで一番大事なのは、「FEEL」なのだ!と気づいてから、
自然との触れ合いが、大好きになりました。
でも山登りは、命にかかわる場面がある。
山を歩くなりの、最低限の技術も必要となる。
自然と真摯に向き合っていきたいからこそ、
それを、この9年かけて、すこしづつステップアップし、
自分なりの山歩きを模索しています。
今回の2泊3日の行程もそう。
「涸沢なんて、誰にでもいけるんじゃない?」…そう思う方もいるかもしれない。
でも、歩くのが遅いからこそ、自分のレベルでのコース設定。
「今の自分が、自然と向き合える形」
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きっと、誰かにとっては、なんともない橋。
でも、誰にでも、どうしても苦手なことがあると思う。
わたしは、虫が平気。
でも、どうしても虫が苦手な人もいると思う。
岩場や難しいルート、みんながそれぞれの課題と向かっているのだと思う。
でも、時間をかけたら、すこしずつすこしずつ克服できることがある。
子供のころ、できなかったことが、
大人になると、すこしだけ、できるようになることがある。
対処法をみつけ、ステップアップをして、成長できることがある。
アウトドアをするようになって、そのことに感動する瞬間がいくつもあります。
人ってすごい。
運動神経がない私が、最初にみつけた自然との対峙は、
「歩くこと」。
体力がなく、走ることができない私でも、
歩くことだけは、できた。
どんなにゆっくりでも。
人間のもっとも原始的な行為「歩く」を楽しみ、
今は、
「素敵な景色へのアプローチを楽しみたい!」
「もっと自然と深くつながるために歩きたい!」という想いが、登山へつながりました。
登りが続きますが、
自分の最適ペースで歩き続けます。
目の前に雪の世界が広がってくる。
周り道をするのかと思ったら、この上を歩くんだよと教えていただく。
そして、初めての簡易アイゼンを使っての雪歩き。
0907karasawa14.jpg (7月初旬)
簡易アイゼンは、リュックに忍ばせていたけれど、
使うのは、今回が初めて。練習練習。
さくさくする感触が楽しい。 新鮮な感覚。
ここが憧れの「涸沢」カール。
涸沢ヒュッテも見えてきた。
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初めて訪れる涸沢、、そこは360度、山に囲まれた場所でした。
今まで来た道を振り返る。
足を20度の角度ずつずらし、体の角度をかえ、ゆっくりゆっくり時計回りに周り、
周囲の山を見渡してみた。
「包まれている」という感覚。
このうえない幸せな感情が、勝手に涙をあふれ出す。
180度周り、
今歩いてきた道を振り返ったとき、、、、
街では見上げる飛行機雲が、
目の高さに、
見えた。
なんていう特別な場所なんだろう。
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この場所へ来られた幸せが胸を満たして、
来た道を振り返っては、「にやり」。
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憧れの地へ、来れた!!
本日の宿泊は、涸沢ヒュッテ
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雰囲気がかわいい。
宿泊部屋からは、この景色が見えます!!贅沢!!
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おでん到着〜〜っ!!
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                         カメラマン:亀田さん(レインスカート試着中)(魚屋さん?)
2泊3日の行程だと、
早い時間に涸沢に着けるので、
この地でゆっくりできるのが醍醐味。
数種類あるハーブティーをいただきました。
18:00 夜ご飯の時間です。
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夜、お布団を並べた部屋の小さな窓から、
日が暮れるのをずっと見ていました。
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だんだんと、山の輪郭が際立ってくる。
昼間は、「あの山」 「その向こうの山」 …と1つ1つの存在だった山が、
夜、1つの輪郭になっていく。
ますます、山に包まれてくる。
いつもはテント泊が多いので、この窓ガラス1枚がもどかしい…。
日が暮れるのを、ドキドキしながら、眺めます。
小さな窓から星を待つ時間。。。。
日が深く暮れたころ、星がっ!!
みんなで外に飛び出すと、前穂高の上に、半月が輝いていました。
幻想的。
1時間くらい、じっと月を眺めていました。
涸沢小屋の向こうの山から、落石の音が。
雷のような、地響きのような音。
綺麗なだけじゃない、山への畏怖の気持ちが沸きおこります。
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3日目は曇り時々晴れ
今日は、上高地バス停までの山歩き。
小屋の方に「この上は行かれないんですか?」と聞かれ、
「今日は上高地まで下りるんです」というと、
「もったいない〜」!!のお声。
きっと、涸沢の上には、もっともっと深い自然と繋がれる場所があるんだな〜と思った。
いつか、、わたしも、、、。
いつか、ここが通過点になるときがくるかもしれない。
涸沢までは、普通の方だと、1泊2日の行程が多い。
でも、今回、わたしはゆっくりゆっくり、
その一歩一歩を楽しみながら、歩かせていただいた。
無理をせず、今のレベルでの山歩き。
私には、今、涸沢に来られることが、本当に幸せ。
この場所にいられることが、幸せ。
アイゼンで、さくさく雪歩き。
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涸沢ヒュッテで作っていただいたお弁当を徳沢にて。
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…正直、涸沢までの道のりは、
先月の北八ヶ岳や過去の山々などに比べて、比較的歩きやすかった。
1泊2日でも、歩けたかもしれない。
でも、自分の山歩きの原点を考える、素敵な山歩きとなりました。
それぞれのレベルでの自然との対峙がある。
上高地は、それを受け止めてくれる山だと思う。
大正池まででも最高。
徳沢まででも最高。
涸沢まででも最高。
穂高にいけたら、もっと最高。
槍ヶ岳にいけたら、もっと最高。
またいろいろな山を登って、
そして、成長して、
この上高地へ戻ってきたいな…と思った。
まだまだ8月!
是非、PEAKS・2号で、皆さんもこの夏の山を、吟味してください(*^_^*)。