6月1日 ……ついに & そして。

ブログの更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
実は、昨年から二冊の本を執筆していました。
1つは、毎月4ページの連載をさせていただいている
ランドネ「Feel Nature + あこがれてやまへ一歩ずつ」をバージョンアップさせた
全200ページ、ぎっしりの山歩きハウツー本。
(こちらは現在も執筆中です)
もう1つは、自然を感じならが生きるためのライフスタイルのエッセイ。
どちらもアウトドアを始めてから13年間の
想いをぎっしりとこめた本です。
そして、2012年6月1日、ついに
エッセイ本が発売になりました。
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ブログで綴ってきた私の想い、
ここで、伝えたかったエピソードを
「本」という媒体に、凝縮して詰め込んでいます。
東京の日常でのアウトドア。
食べ物で自然とつながること。
日々の暮らしで使えるアウトドア道具たち。
着物で感じる日本の四季。
地球とつながるおすすめ絵本。
ニュージーランド移住直後にキャンピングトレーラー生活で学んだエコ思想。
オーガニックマーケットと地産地消生活。
アウトドアが大好きなニュージーランドの人々のお話。
ニュージーランド湖畔での半自給自足ライフ。
先住民族・マオリ族の自然観。
……ニュージーランドと日本
2つの国の生活のなかでみつけた
自然と仲良く暮らす日常の小さなヒントを集め、
たくさんの写真と、メッセージを盛り込み、
心をこめて、一冊の本にしました。
「いつもの毎日」にある自然を感じること。
いつでもどこでも自然とつながれる、なんにもしないアウトドア。
アウトドア、そして自然とつながることって
決して、週末のものだけではないはず。
”ライフスタイル”としてのアウトドアへの想いをこめました。
アウトドアをしたことがない……というかたにも
ぜひ、手にとっていただけると嬉しいです。
PS:
今年は、桜が散った頃から、日本に長期滞在しています。
山歩き本の執筆作業であまり出かけるでることもできませんが
公園の散歩が、いまの私のアウトドアです。
今年は、初めての小規模な”おしゃべり会”や
夏には、白馬での一緒に自然のなかを歩くイベントなども企画中です:)。

日本

日本に帰国(?)しました。
見惚れてしまった東京の空。
空を見上げるだけで、1日が特別なものになる。
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とてもいい気持ちだったので、近くの公園へウォーキングに。
秋だぁ!!
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虫に喰われた葉。
葉と葉が風で擦れたり、虫に食べられたり、欠けてしまった葉。
いろんな自然界の繋がりを感じられるからスキ。
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ニュージーランドにも四季はあるのですが
この繊細な日本の四季は、どこよりも美しいと思う。
昨日、表参道のクレヨンハウスで、落ち葉の絵本を購入。
落ち葉のたくさんの表情がぎっしりと詰まっています。
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「身近なところに、こんなにも美しいものがあることをうれしく思いながら、落ち葉を描いている」
という最後の言葉。
山のなかへ行かなくても、都会のなかでも、
自分次第で景色はかわってゆくから
この晩秋〜冬の東京の日常を、丁寧に楽しみたいな。
P.S お祝いのコメント、ありがとうございます!!
32歳。この1年を元気に、大切に、頑張ります!!

ブログ再開 & リニューアルのご挨拶

ご無沙汰しております。
皆さま、お元気ですか…?
心機一転、ブログをリニューアルしました。
心が痛む出来事が続き、
この場で、どうやって言葉を綴ってよいのかわからぬまま、
時がすぎてしまいました。
その間にも、多くの方がブログを訪れてくださいました。
お便りや声援もいただき、
本当にありがとうございます。
私たちが暮らす湖の対岸には、大きな休火山があります。
この静かで雄大な山は、過去7回の爆発を繰り返し、
125年前の噴火では、先住の民マオリの人々の命を奪いました。
美しいけれど、悲しい歴史を持った山です。
この山に見つめられて生活していると、
「まっすぐに、本質に、生きろ」と教えられているような気がします。
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「大自然のなかで生かされている」
森の奥に入るたび、燃えるような朝焼けを見るたび、
木々や生物の命に触れるたび、山頂からの景色に涙を流すたび…
うけとってきた、この感覚。
今回ほど強く思ったことはありません。
自然はその美しさで私たちを魅了し、ときにその厳しさで命を奪います。
それでも私は、やっぱり自然に触れていたいと思うのです。
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「山へ…」という衝動に突き動かされ、
ニュージーランド移住後、初めて旅にでました。
グリーンストーントラック、ケプラートラック、
キーサミット、ミルフォードトラック。
一ヶ月間、約150キロ。
山を歩きました。
日本でも、京都の東山、八丈島の八丈富士、
白馬・八方尾根と栂池高原、福岡の立花山などを歩きました。
この半年間、たくさんの山を歩き、自然に触れることで、
私は前に進むことができました。
胸の鼓動が教えてくれるメッセージに正直に生きよう!
見失っていた自分を思い出し、モヤモヤがとれたような感覚です。
山や森の中のテントで数日を過ごすと、
街で必要と思っていたものが、実は必要ないと気付かされたり、
生きる上で、何が本当に大切なのかを、教えられます。
一連のできごとを受けて、
自分の心の真ん中にある「大切なもの」を最優先して
生きてゆこう、といま一度、心に決めました。
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ニュージーランドの満月。
今、日本におります。
9月30日に、ICI秋田店でのトークイベントも実現することになりました。
それに合わせ、プライベートで東北の山へも行きたいと思っております。
(情報あればぜひ!)
ランドネで10月号(8月23日発売)より連載も始めさせていただきました。
今後とも、当ブログともども、よろしくおねがいします。
よすみゆり
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昨日(9/13)の東京の満月。
山のなかでも、街のなかでも、空を見上げれば、いつも自然はそこに。

鈴木ともこちゃん 〜山はじ2〜

鈴木ともこちゃんの『山登りはじめました2』の発売に先駆けて、
「天狗岳編」をコミックエッセイ劇場で読むことができます。
コミックエッセイ劇場(メディアファクトリー)
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昨年6月に一緒に訪れた北八ヶ岳登山の様子が描かれていて
私も感動…。
一足先に、ラフの状態で読ませていただいてはいましたが、
その後、色がつけられて、命が吹きこまれていました!!
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雨の様子、自然の情景、そのときの空気感、
私たちの表情、そして着用しているウェアのひとつひとつまで
その忠実さにびっくりします。
ともこちゃんの一筆一筆に、山への愛情がいっぱいです。
        **
コミックエッセイ内で描かれている通り、
ともこちゃんは、登山中に、いつもたくさんの写真を激写してくれます。
(傑作揃い!!)
…が、電車内でうたた寝している顔などもコッソリ写真に撮られているので
油断がなりません(笑)。
今年8月に、
ともこちゃん、あんこ番長(ともこちゃんの旦那様)、私の3人で
2泊3日の八ヶ岳縦走をしました。
(今年の最高の思い出です!!)
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ともちゃんの登山靴、小さーい!!
初日に宿泊した、黒百合ヒュッテでの出来事。
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ともちゃんは、夜に「鎌を持った男が襲ってくる」夢をみたそうで…
「ゆりちんの布団に逃げこもうかと思ったよー」と言われました。
…旦那さんの布団でなく、私??(笑)。
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ゴアテックス『夏雨楽楽キャンペーン』

ゴアテックス『夏雨楽楽キャンペーン』のフォトコンテスト部門に
私も応募してみましたっ(笑)!!
(…もちろん私は「選考対象外」です
 私の投稿した写真はこちら「夏雨楽楽・フォト部門」
    
このキャンペーンに入選すると豪華景品が!!→ 応募方法について
私は、皆さんから送っていただく、
楽しい登山報告の写真と添えられた言葉に
涙がでるほどの勇気をいただくことがあります。
楽しかったこと、素敵だと思ったことの
「プラスのエネルギー」を人に伝えるということのは、
誰かを必ず、幸せにする。
自然の景色と、人の笑顔は、なによりも美しい。
(今日の夜明け)
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みなさんの思い出の1枚を拝見できるのを楽しみにしています。
         other_136.gif→夏雨楽楽サイトにてブログも更新中!

鈴木ともこちゃん 「山登りはじめました」発売中です!!

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山友達であり、大親友の鈴木ともこちゃんの本
「山登りはじめました」 〜めざせ!富士山編〜  が発売中です!!
(メディアファイクトリーより →こちらで少しだけ読むこともできます
登山好きの、水道橋博士も大絶賛しています!!
本を読んで、また山へ行きたくなり、木曽駒ケ岳へいったそう!
山の詳細な情報とともに、
装備・山の知識などを説明した丁寧な本です。
下山後のお楽しみ情報もあります。
なにより、1つ1つの山との出会いでの心の変化・山への真摯な想いが、こもった本。
山へ導いてくれる1冊だと思います。
是非、お友達や彼・彼女を山へ誘うときに使ってもらいたい♪。
わたしもP.76で、スカートスタイルの紹介をさせていただいております。
ちなみに、、、私の名刺は、
鈴木ともこちゃんが書いてくれたイラストです。
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彼女との出会いは、昨年12月の、わたしの初めてのトークイベント。
最前列でメモを取りながら話を聴いてくれた、
気合いの入った、オシャレなステキ女子でした。
その後、連絡を取り合い、
彼女が、わたしの大好きな絵本の編集者であったことがわかったんです。
(元・ポプラ社の編集者でたくさんのステキな本を世に送り出しています)
その本は、こちら。
horikawanami_.jpg 堀川波さん(著)
会社勤めをしていた頃、いろいろなことに疲れ、
精神的に追い詰められていた私の通勤かばんに、
主人が、そっと、絵本を入れておいてくれました。
それを通勤電車のなかで発見し、読み、号泣をした、大切な本でした。
(寝室に飾っていました。)
絵本って、言葉が少ない分、シンプルな分、
目に見えない大切なことを表現している本だと思う。
この絵本を通して、その「大切なこと」、、を共有していた私たちは、
大親友となりました。
山の神様がつなげてくれた、出会いです。