【クリス・ボニントン氏・来日公演】 にて「スカート」を…

70年代〜80年代にかけて5回もエベレスト登頂を果たし、
英国で「サー」の称号をもつ登山家、クリス・ボニントン卿の来日公演が行われました。
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エベレスト南西壁初登攀、カラコルムでの遭難の話、、
また家族とのふれあいや、社会貢献など、
今をどのように生きているか…をたくさんのすばらしい映像とともに、
貴重なお話を聞かせていただきました。
また、オープニングスピーカーとして登場された
アドベンチャーレーサーの宮内佐季子さんのお話にも感銘を受けました 。
過酷なレース中にも、景色に感動されたり、
自然のなかにいることを楽しんでらっしゃることがわかり、
「気持ちは私と一緒なんだな〜」と、なんだかうれしい気持ちになりました。
以前お会いした時から、ステキな笑顔の宮内さんが大好きなんです♪
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このような場で、
わたくしのようなものがお話をすることは、本当に躊躇われ、
(ここだけの話)
最初にオファーを頂いたとき、「え〜・・・・っ」とおののき、、、
実は、丁重に辞退させていただいたのです・・・
でも、、、
「過去〜現代における、
それぞれのスタイルでの、それぞれの山の楽しみ方を紹介したい!」
…という、主催者の方の熱いお気持ち。
また、、、、
女性の登山ブーム、
また山スカートの普及について、
みなさんに、少しでも知ってもらいたい、ご理解いただきたい、、、
…という想いと、決死の覚悟(!!!)で、
オープニングスピーカーをお受けすることを決心したのです
講演会にいらっしゃっていたのは、
田部井淳子さん!
三浦雄一郎さん!
尾形好雄さん!
中村保さん!
など、世界的な登山家の方々!!
また、
山岳関係者の方々!
出版社・新聞社の方々!
山岳ジャーナリストの方々!
・・・と山岳界の重鎮の方々ばかり・・・!!
そして、
八ヶ岳オーレン小屋、黒百合ヒュッテの方、
谷川岳警備隊の方、尾瀬ガイドの方、、、
日本各地からクリス氏の古い友人の方々、、、など 
「山を愛する方々」…が200名ちかくいらっしゃりました。
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やっぱり、
山でスカートを履くのは、ちょっと勇気がいる行為だと思う。
だからこそ、
山岳関係者の方々に、自分たちの思い・スカートの機能性を、
知っていただき、
スカートで登山をしている女性に出会った際に、
あたたかく見守ってもらえる環境を作りたい…
と、勇気をふりしぼって、伝えてきましたっ
スカートのよい点・悪い点など特性を伝え、
また山のレベルやアクティビティー・体型によるスカートの選び方を伝え、
単なる流行ではなく、
きちんとした形で、スカートが女性の選択肢の1つとなるように。。。。
スカートでいける場所・いけない場所もあるという点、
タイツとの組み合わせや素材選びなどで知識も必要となる点など。
…それを踏まえたうえでの、
女性ならではの自然観・自然へのアプローチを、
知ってもらいたい…、一生懸命心をこめてお話しました。
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20分間のスピーチ
ひとりでも多くの女性が、自然と触れ合ってもらうきっかけを作るために、
また、自分らしいスタイルで、自然を楽しんでもらうために、
そして、そこで味わった感動を、次の世代に伝えていくために、、、
あくまで「スカート」はそのツールとして、
一女性として、山や自然を楽しみ、それを伝えて活動をしていきたい。
公演後、三浦雄一郎さんから、
「よかったよ。がんばってね。」
と、やさしくお言葉をかけていただき、握手をしていただきました
(嬉しかったです…涙)
クリス・ボニントン氏からも、
「スピーチ、すばらしかったよ。
なによりも、心から、山を楽しむ気持ちが伝わってきたよ。
スカートのアイディアも素晴らしい。
常々から、山のウェアには、機能性だけでなく、ファッション性が大事なんだって、
いつも僕は言ってきたんだよ」…と、
…ギュッ〜!!とハグしてくれて、温かい言葉で励ましてくださいました。
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すこしでも、山スカートにご理解をいただけることを、
みなさんが楽しく・可愛く・スカートで山を闊歩できるように…
心から願っています