『PEAKS』 〜屋久島で冒険登山〜 が発売になりました。
今回、 「ふたりの屋久島」 として、
主人と私とそれぞれの視点から、ふたつの山旅を寄稿させていただきました。
森を歩くという行為を通して、人と森が、人と人が繋がる。
そんな想いを感じていただけたらと思います。
アリガトウ。
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前回は晴天だったのですが、今回はずっと雨!!
コケを伝っておちてくる水滴は、スローモーションのよう。
紅葉
恐怖の丸太1本橋
屋久島ガイド「旅樂」さん・お手製の食事
今夜は避難小屋(石塚小屋)泊
雨とダンス
この1年、いろいろとレインギアを試してみて、
私はレインスカート(ゴアテックス)を持参することも増えました。
ですが、レインスカートは、”レインズボンの100%替わり”にはならないと思います。
レインズボンは必需品で、レインスカートは+αのアイテムだと考えています。
豪雨にならない程度の雨の場合、レインスカートも使い勝手はよいですが、
スカートスタイルの防寒着として、
またスカートでは厳しいと判断したルートに出会った場合、
レインズボンに着替えることは絶対必要なので、必ず持参します。
レインスカートを+αとして持参するように至ったのは、
私が汗かきのため、雨のなかレインズボンで長時間歩いていると、
蒸れがひどく結露となり、冷えて体力を奪われることを、なるべく避けたかったからです。
レインスカートだと、ベンチレーションがよいため、まったく蒸れません。
雨量やコースの状況によって、その都度判断し、
私は以下の組み合わせのなかから選んでいます。
(皆さまのご参考になれば)
1)小雨
上:レインジャケット 下:通常のアウトドア用スカート(撥水性がある場合)
2)中程度の雨
上:レインジャケット 下:通常のアウトドア用スカート+レインスカート+ゲイター
3)豪雨や寒いとき/雨天時や強風時の2000m以上の頂上アタックや稜線歩き
上:レインジャケット 下:通常のアウトドア用スカート+レインズボン+ゲイター
1→3いう順番で、
雨の具合やルートにより、いきなりレインズボンを履かずに、
レインスカートでワンクッション置くことにより、体力の消耗が減りました。
※状況により、あっさりとレインズボンを履くこともあります。
レインスカートは125g。
これを持つことによって装備は少しだけ重くなりますが、
レインスカートが、敷物として使えたり、
(山小屋・避難小屋でザックを置きたいときも助かる)
とっさのポンチョ代わりにもなったり、
いろいろと使い勝手がよく、使用目的が複数あるので、
持って行くことが多くなりました。
あくまで+αの感覚ですので、
私は、立体的に縫製されたレインスカートではなく、
アクシーズクインさんの長方形のレインスカートを使っています。
(かさばらず、畳やすい)
丈が長いと感じられる方も多いようですが、
着物の裾よけと同じような感覚で、着方によって長さは調整できますし、
足裁きを広げるよう台形に着用することもできます。
※筒状になってしまうと歩きずらいので、
ヒモをループに通さず、すこし角度をつけて着用すると楽です。
※着物もそうですが、直線裁断でも、体型に合わせることは可能です。
オートキャンプやフェス、軽いハイキングなどでは、
立体的に縫製されたレインスカートだけを持参しても大丈夫かと思いますが、
山歩きの際は、あくまで「+αのアイテム」と思っています。
登山靴にくっつき一緒に歩いてくれた葉。元気をくれました。
ひょえっ
じゃーんぷ