旅するおばあちゃん

3月某日。
トレーラーハウスを設置し、キャンプ場に暮らしていると、
毎日、人が入れ替わり、たくさんの人々と出会うことができます。
     
ヨーロッパから来たバックパッカーの若者集団
ふたり仲良くキャンピングカーで旅する老夫婦
孤高のキャンパー
子ども連れのファミリー
それぞれが、それぞれのスタイルで、自然と楽しんでいるのが刺激になります。
そして、みんな幸せそう。
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↑テントサイト・電気サイトの他、
キッチン付きのキャビンや、素泊まりの部屋などがあります。
ある日の出来事。
ちょうどニュージーランドを旅行中の方が、
私たちが湖畔で暮らしていることを共通の知人から聞きつけ、
連絡がありました。
「ニュージーランド中を旅して回っているんですが、
今日、近くなので、これから行きます!」と、突然の展開に。
そして、夕方、現れたのは、
ツリーハウスビルダーのYOMOさんと奥様のレイコさん。
(三重・伊賀の車椅子でも登れるツリーハウスの作者)
そして、82才のおばあちゃん。
「綺麗な景色をみたい…」
…そう言った、体が不自由な82才のおばあちゃんと、
一緒に旅をする手段として彼らが選んだのが、「キャンピングカー」。
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    ↑雑誌「フィールド・ライフ」釣りキチ・ハイカーの
     ロケに来ていたティムコ・齋藤さんも一緒に
※キャンピングカーは、車と一体型のもの。
私たちは、車で牽引するタイプの、トレーラーハウスで生活しています。
レンタカーでの旅行は、
宿泊地がかわる度にホテルを探さねばならず、環境も変化してしまうので、
キャンピングカーならば、おトイレもついているし、自炊もできるし、
車椅子のままでも生活ができる・・・ということで、
選んだんだそうです。
おばあちゃんに、
「キャンピングカーはどうですか?大変じゃないですか?」…と聞くと、
「ぜ〜んぜん大変じゃないよ、座っているだけで、景色がかわっていくんだもの」
と、おばあちゃんはニッコリ。
勇気のあるおばあちゃん。かっこいい。
YOMOさんも、レイコさんも、かっこいい。
おばあちゃんは、今日も、キャンピングカーで、
ニュージーランドのどこかを走り、旅を続けています!!
おばあちゃんのアドベンチャーは続く!!
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